日本と中国の「製品比較」・・・「ゲノムが違う!ヒト対ゴリラだ」=中国メディア

 中国メディアの第一電動網は4日、日本メーカーの洗浄便座やドイツメーカーの工業製品が中国人に高く評価されていることを伝え、その背景には「国家というブランドに対する信頼がある」と論じた。  記事は、多くの中国人旅行客が日本で洗浄便座を買い求めたことが中国で大きな注目を集めたと紹介し、「洗浄便座の生産国が日本であろうと中国国内であろうと日本ブランドの製品であることに違いはない」と指摘。  さらに、中国国内の工場で導入されている機械には中国製、日本製、ドイツ製の3種類があり、中国製は価格がもっとも安く、ドイツ製の機械はもっとも高価であると紹介し、中国国内の工場経営者が「予算があれば必ずドイツ製の機械を導入する」と語るなど、ドイツ製の機械も高い評価を得ていると伝えた。  また、中国も「日本やドイツの製品と似たようなものを作ることはできる」とする一方で、ヒトとゴリラのゲノムの違いを例に、「ゲノム上の違いはほんの僅かだが、その違いがヒトとゴリラの差を生み出す」としたうえで、中国製品と日本製品・ドイツ製品も「ほんの少しの違いが大きな差を生み出している」と論じた。  続けて記事は、ドイツの製造業が高い競争力を持つ背景について、ドイツ人の考え方として「一芸に秀でることが栄誉と考えられている」ことがドイツの企業文化の思想につながっており、企業には職人を育てるための制度もあると主張。  さらに、中国企業のように「単に製品を作る」だけでなく、製造業に必要な機械を作ることが可能な優秀な人材がいることも強みだと指摘し、だからこそドイツの工業製品は模倣もされず、他国に取って代わられることもないのだと主張し、こうした積み重ねが「国家というブランドに対する信頼」につながり、日本やドイツ製が評価される理由との見方を示した。(編集担当:村山健二)(写真は第一電動網の4日付報道の画面キャプチャ)
中国メディアの第一電動網は4日、日本メーカーの洗浄便座やドイツメーカーの工業製品が中国人に高く評価されていることを伝え、その背景には「国家というブランドに対する信頼がある」と論じた。(写真は第一電動網の4日付報道の画面キャプチャ)
china,economic,japan
2015-05-08 15:00