【本日注目の通貨ペア】米ドル/円:利上げ期待を左右するか米4月雇用統計に注目
ドル/円は4月以降、概ね118円台半ば~120円台後半でのレンジを形成。本日の米4月雇用統計がレジンブレイクのきっかけとなるか注目したい。
前回3月の雇用統計は、予想を大きく下回る伸びに留まった非農業部門雇用者数を嫌気して1円超急落した。事前に発表された雇用関連の米経済指標は、4月ADP全国雇用者数が予想を下回る伸びに留まるも、週次新規失業保険申請件数の4週移動平均が2000年5月以来の低水準となるなど、好悪入り混じる結果であった。今回は期待と不安が同居する中で雇用統計を迎える事となりそうだ。
市場予想は失業率が5.4%、非農業部門雇用者数が22.8万人増、平均賃金が前月比+0.2%となっている。先月の急落の原因となった非農業部門雇用者数を始め、平均時給や労働参加率など総合的に判断して米雇用状況の回復が弱いとの見方につながる結果であれば、利上げ先送り観測が高まる公算が大きく、ドル/円はレンジ下限割れを窺う事となりそうだ。
反対に力強い雇用の回復を示す結果を受けて6月利上げ期待が再浮上するようだと、レンジ上限突破を試す事も考えられる。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
ドル/円は4月以降、概ね118円台半ば~120円台後半でのレンジを形成。本日の米4月雇用統計がレジンブレイクのきっかけとなるか注目したい。
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2015-05-08 18:15