モジュレ、１５年３月期は５期連続の増収増益を達成し期末配当を２円増額

　企業向けの小型コンピュータのアウトソース事業を展開するモジュレ <3043> は５月８日、２０１５年３月期決算を発表した。売上高は２１．１５億円（前年同期比４．９％増）、営業利益１．８３億円（同３０．７％増）、経常利益１．５９億円（同２６．６％減）、当期純利益１．０３億円（同４．８％増）となり、５期連続の増収増益。営業利益、当期純利益は過去最高を更新した。経常利益の減少は、１４年３月期に貸倒引当金戻入額を計上したために一時的に営業外収益が増大した影響による。２月４日に発表した業績予想を売上・利益ともに上回る結果となり、期末の配当を１株当たり２円増額し、２０円とすることを合わせて発表した。 　１５年３月期の部門別売上高は、主力の「継続的ＩＴサービス」が順調に推移したが、「一時的ＩＴサービス」で一部顧客の反動減などがあり、「ＩＴサービス」全体では前期比横ばい（前期比１．０％減）だった。一方、ＩＴサービスに伴って必要なＩＴ関連製品（ハードウェアやパッケージソフトなど）の調達代行サービスは大型案件の獲得もあって、前年比１３．９％増となり、売上拡大に寄与した。 　次期については、「増収増益の実現・ビジネスモデルの拡大・メンバーの強化をテーマとし、継続的な事業の成長、企業価値の向上を堅実にめざす」としている。２０１６年３月期の予想業績は、売上高２２億円（前年同期比４．０％増）、営業利益１．９億円（同３．４％増）、経常利益１．７億円（同６．５％増）、当期純利益１．１億円（同６．４％増）の計画で、６期連続の増収増益をめざす。（編集担当：徳永浩）