日経平均は一時300円超高、トヨタやマツダが堅調
11日の日経平均株価は前週末比258円39銭高の1万9637円58銭で寄り付いたあと、上げ幅を300円超に拡大する場面もみられた。ドル・円は119円台後半と弱含んだものの、前週末の米国株高を好感した買いが先行した。中国の追加利下げも支えになっているようだ。
個別では、16年3月期の増収増益予想や自社株買いを発表したトヨタ自動車 <7203> が堅調。トヨタと環境技術で包括提携と報じられたマツダ <7261> も買われている。16年3月期で増収増益や増配を見込んだ宝ホールディングス <2531> も高い。16年3月期で2ケタ営業増益を計画したミネベア <6479> 、15年3月期業績および配当予想を上方修正した浅沼組 <1852> なども物色された。
半面、99%減資が報じられたシャープ <6753> は売り気配スタート。15年3月期業績予想を未定に変更した東芝 <6502> も売りが殺到した。16年3月期で最終減益を計画した日精樹脂工業 <6293> 、やまびこ <6250> 、スターティア <3393> なども下落している。(編集担当:宮川子平)
11日の日経平均株価は前週末比258円39銭高の1万9637円58銭で寄り付いた。
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2015-05-11 09:00