アテクトはストップ高、高硬度を有する炭化ホウ素のセラミックス焼結体を得ることに成功

　アテクト <4241> は前場に１５０円ストップ高の９５９円を付けた。その後は同値買い気配となっている。１１日、高い硬度を持つ炭化ホウ素（Ｂ４Ｃ）のセラミックス焼結体を得ることに成功したと発表した。 　今回の試作ではビッカース硬度で２８ＧＰａ（ダイヤモンドは７０ＧＰａ）を確保している。最終的には炭化ケイ素（ビッカース硬度は２２ＧＰａ）を大きく上回る３０ＧＰａ以上を目指し、自動車用燃料噴射ノズルなどの小型耐摩耗部材や、炭化ケイ素で実用化されているセラミックスボールベアリングなど高硬度・耐摩耗を要する部品への展開を進めていく。（編集担当：宮川子平）