日経平均は241円高と大幅続伸、買い一巡後は動意薄
11日の日経平均株価は前週末比241円72銭高の1万9620円91銭と大幅続伸して取引を終えた。米国株高を好感した買いが先行し、日経平均は上げ幅を一時300円超に拡大した。中国の利下げも投資家心理を改善させたという。ただ、中国株の上値が限られたうえ、ユーロ圏財務相会合を控えていることもあり、買い一巡後は動意の乏しい展開となった。
個別では、16年3月期業績予想が市場コンセンサスを上回った三井金属 <5706> やフジクラ <5803> 、東ソー <4042> などが年初来高値を更新。ミネベア <6479> も物色された。16年3月期で営業黒字を見込んだホシデン <6804> はストップ高を演じた。高硬度を有する炭化ホウ素のセラミックス焼結体を得ることに成功したアテクト <4241> 、セールスフォース社と連携しIoTプラットフォームを強化するユビキタス <3858> なども高い。
半面、99%減資が報じられたシャープ <6753> は一時ストップ安を付け、15年3月期業績予想を未定とした東芝 <6502> もストップ安。15年6月中間期で最終赤字予想になった昭和電工 <4004> も売りが優勢となり、子会社の昭光通商 <8090> は年初来安値を更新した。(編集担当:宮川子平)
11日の日経平均株価は前週末比241円72銭高の1万9620円91銭と大幅続伸して取引を終えた。
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2015-05-11 15:00