韓国企業に打撃!?・・・中国企業が研究開発「怒涛の投資」=韓国華字メディア

韓国メディアの亜洲経済の中国語版は11日、中国企業が研究開発費を増やしており、韓国大手企業の“世界的な地位”を脅かしていると警戒感を示す記事を掲載した。
記事は、中国企業が価格優位だけでなく、技術や製品の品質でも韓国企業との距離を縮めていると伝え、中国企業が競争力を高めている背景には「中国企業が研究開発を重視し、投資を増やしていることがある」と紹介。中国企業が市場シェアを高めると同時に「韓国企業の収益が徐々に悪化している」と論じた。
さらに、企業の研究開発費に関する報告書を引用し、2013年における世界の研究開発費が多い企業上位2500社のうち、中国企業は198社が名を連ね、韓国企業の80社を大きく上回ったと紹介。
続けて、13年における中国の華為技術(ファーウェイ)の研究開発費は35億ユーロ(4695億円)に達し、LG電子の22億ユーロ(約2951億円)、現代自動車の10億ユーロ(約1341億円)の総額すら上回ったと紹介。
さらに記事は、研究開発費の差が「韓国企業と中国企業の技術的な差を縮める要因になっている」と伝え、韓国科学技術規格評価院が発表した報告を引用し、韓国と中国の技術の差はわずか1.4年分に縮まっていると論じた。
また、韓国企業の中国市場での業績が低迷していることも「韓国企業と中国企業の技術的な差が縮まっていることを証明している」と伝え、中国スマホ市場におけるサムスンの販売シェアが15年第1四半期にアップル、小米科技(シャオミ)、ファーウェイに続く4位にまで落ち込んだことを指摘。さらに韓国の梨花女子大学の教授の話を引用し、「中国企業はもはや低価格戦略を採用しておらず、韓国企業も自社の投資計画を調整する必要に迫られている」と論じた。(編集担当:村山健二)(写真は亜洲経済の11日付報道の画面キャプチャ)
韓国メディアの亜洲経済の中国語版は11日、中国企業が研究開発費を増やしており、韓国の大手企業の世界的な地位を脅かしていると警戒感を示す記事を掲載した。(写真は亜洲経済の11日付報道の画面キャプチャ)
china,economic,korea
2015-05-11 15:45