ソフトマックスは連日の最安値も決算発表を先取り連続最高純益に再評価余地

  ソフトマックス <3671> (東マ)は、273円安の2400円と4営業日続落し、連日の上場来安値更新となっている。前日3日の米国市場で、NYダウが、326ドル安と続急落して為替相場も一時1ドル=101円台の円高となり、きょう4日の東京市場も、日経平均株価が、457円安と4営業日続落してスタートしたことが波及して売り増勢となっている。ただ同社株は、2月14日に12月期決算の発表を予定しており、これを先取り前2013年12月期業績の下方修正は織り込み済みとして、今2014年12月期の経常利益が増益転換し、純利益が、連続して過去最高を更新すると観測されていることを見直し、下げ過ぎ訂正の突っ込み買いが再燃する展開も想定される。 ■東北地方の営業強化も加わり今期経常利益はV字回復も   同社の前12月期業績は、昨年11月8日に下方修正され、売り上げが期初予想の41億円から34億5000万円(前々期比8%減)、経常利益が4億円から2億7300万円(同5%減)、純利益が2億4100万円から1億6600万円(同5%増)へそれぞれ引き下げられた。受注高、受注残高は前々期を上回ったものの、1件当たりの受注が小口化して受注件数が増加し翌期に持ち越しとなる案件が複数あったほか、医療情報システム業界の競争激化で販売価格も低下、売り上げが減少したことが響き、原価低減による売上総利益率の改善でも吸収できず、利益も下ぶれた。   今期業績は、この持ち越しとなった受注のズレ込み分が売り上げ計上となるほか、昨年10月には仙台営業所、11月には秋田営業所を開設し東北地方の営業を強化したことなどから経常利益は増益転換、純利益は続伸が見込まれる。東洋経済会社四季報の最新号では、経常利益を5億5000万円の前期推定比2倍のV字回復、純利益を同98%増の3億3000万円の続伸と各観測、さらに連続増配の可能性もあるとしており、2月14日の決算発表が待たれることになる。 ■今期業績観測ベースではPER14倍台と下げ過ぎを示唆   株価は、昨年3月に公開価格1300円で新規株式公開(IPO)され、5510円で初値をつけ上場来高値7200円まで買い進まれたが、IPO人気の一巡に前期業績の下方修正が重なって上場来安値まで調整、底固めを続けてきた。会社四季報観測ベースのPERは14倍台と下げ過ぎを示唆しており、底上げ展開に弾みをつけよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ソフトマックス<3671>(東マ)は、273円安の2400円と4営業日続落し、連日の上場来安値更新となっている。前日3日の米国市場で・・・。
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2014-02-04 10:15