日経平均は3円高と小幅ながら3日続伸、引け際にプラス転換
12日の日経平均株価は前日比3円93銭高の1万9624円84銭と小幅ながら3日続伸して取引を終えた。欧米株安を嫌気した売りが先行し、前場はジリ安で推移。前場は下げ幅を150円超に拡大する場面があった。ただ、ドル・円の底堅い推移が支えになって日経平均は後場から下げ渋る展開となり、引け際にプラス転換した。
個別では、前日急落のシャープ <6753> は買い戻しが優勢となった。16年3月期で増益を見込んだスズキ <7269> や荏原 <6361> も堅調。国内証券による投資判断の引き上げが観測されたTOTO <5332> も物色された。16年3月期でV字回復を目指すG-7ホールディングス <7508> も高い。16年3月期で大幅増益を見込んだブイ・テクノロジー <7717> も大幅高となった。
半面、16年3月期の利益予想が市場コンセンサスに届かなかった日本化薬 <4272> や太陽誘電 <6976> が軟調。15年12月期第1四半期で営業減益のブリヂストン <5108> も市場コンセンサス未達が嫌気されて下落した。16年3月期も最終赤字予想のメイコー <6787> も急落し、16年3月期で純利益47.5%減予想のUEX <9888> はストップ安を演じた。(編集担当:宮川子平)
12日の日経平均株価は前日比3円93銭高の1万9624円84銭と小幅ながら3日続伸して取引を終えた。
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2015-05-12 15:00