ファルテックは決算発表を機に見直し買い流入へ
ファルテック <7215> (東2)は全般の波乱に巻き込まれ下げ場面にあるが、その分株価の出遅れは強まり、買い妙味は増幅されている。今2014年3月期の3四半期累計決算が2月12日に発表の予定にあり、見直し相場へ絶好のきっかけになりそう。
同社は、自動車メーカーの製造ラインで装着されるフロントバンパーグリルなどの自動車部品と、自動車販売会社で販売されているルーフレールなどの自動車用品を手掛けている。同社の特徴は、表面処理技術・金属加工技術・モールディング技術・樹脂加工技術など高い技術力をベースに、各種技術を工夫して組み合わせる複合アイデアを提供できる点。既に自動車メーカーの開発部門に密着、新商品・新技術を提案している。それとともに自動車用品では電子電装品を含む幅広い商品群を持ち、顧客仕様に仕上げるコンバージョンが消費者の公表を博している。
現在同社が力を入れているのは、グローバルビジネスの拡大。2012~2014年度に4工場を稼働、生産開発ともに現地化を促進する。特に新興国に焦点を当てている。プランは、中国の売上げを前3月期の28億円から2016年3月期に86億円に拡大するほか、アセアンは同じく9億円から35億円に増やす。米国も26億円から42億円に伸ばすとともに、固定費削減などコスト構造改革も進める。
現在推進中の中期経営計画では営業利益は今期の36億円から来期50億円、来々期65億円へ飛躍を続けることを目指す。それにも関わらずPER6.0倍、PBR0.9倍と株価は低水準に放置されている。配当利回りの3.2%という高さも注目点。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ファルテック<7215>(東2)は全般の波乱に巻き込まれ下げ場面にあるが、その分株価の出遅れは強まり、買い妙味は増幅されている。
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2014-02-04 11:30