日経平均は139円高と4日続伸、朝安後に先物主導で切り返す
13日の日経平均株価は前日比139円88銭高の1万9764円72銭と4日続伸して取引を終えた。朝方は欧米株安を嫌気した売りが先行。日経平均は下げ幅を一時130円超に拡大したが、先物にまとまった買いが流入して切り返しプラス転換した。前場は前日終値付近でもみ合ったが、後場寄り直後にも大口の買いが観測されて急伸。日経平均は終盤に上げ幅を170円近くまで広げる場面があった。
個別では、16年3月期で営業益39.2%増を見込んだ東邦亜鉛 <5707> や、最終黒字に復配を計画した大平洋金属 <5541> などが高い。増収増益や増配を予定した清水建設 <1803> は一段高。1株式交換で日本曹達 <4041> の完全子会社になる見通しの三和倉庫 <9320> が急伸したほか、テンプホールディングス <2181> がTOBを発表したP&Pホールディングス <6068> はストップ高を演じた。
半面、16年3月期で経常益2ケタ減益を見込んだミツミ電機 <6767> や横河電機 <6841> は軟調。子会社の会計処理に懸念が生じたとして、16年3月期の決算発表を延期した北越紀州製紙 <3865> も安い。16年3月期で2ケタ減益予想のエスクリ <2196> なども軟調。シャープ <6753> は減資計画の変更が報じられたものの先行き不透明感は払しょくされず、売りが優勢となった。(編集担当:宮川子平)
13日の日経平均株価は前日比139円88銭高の1万9764円72銭と4日続伸して取引を終えた。
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2015-05-13 15:00