日産化はプラス転換、3Q決算と自社株買いを発表

 日産化学工業 <4021> は4日午後1時に14年3月期第3四半期の決算を開示。同時に自己株式取得も発表した。マイナス圏で推移していた株価は発表直後にプラス圏へ浮上。一時70円高の1520円を付けている。  第3四半期の売上高は前年同期比7.5%増の1135億6200万円、営業利益は同25.9%増の140億5000万円、純利益は同44.1%増の109億6900万円だった。機能性材料部門では、液晶表示用材料ポリイミドがスマートフォンやタブレットPC向けに好調で、半導体材料は半導体の微細化に伴い、多層材料が伸長した。化学品部門では、国内外の需要回復を背景にメラミンの販売が増加。農業化学品部門では、水稲用除草剤などの販売が増加した。  通期業績予想は、売上高1625億円(前期比5.7%増)、営業利益220億円(同12.5%増)、純利益160億円(同15.3%増)など従来計画を据え置いた。  自社株買いは、取得株式総数が上限330万株(発行済株式総数の2.02%)、取得価額総額が上限50億円。取得期間は2月5日―4月30日。(編集担当:宮川子平)
日産化学工業はプラス圏へ浮上。一時70円高の1520円を付けている。
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2014-02-04 13:15