【本日注目の通貨ペア】ポンド/円:利食い売りも警戒
ポンド/円は5月7日の英総選挙終了後から大幅高となっており、昨日には昨年12月9日以来の188.371円まで一時上昇した。4月に開催された英中銀(BOE)の金融政策委員会(MPC)議事録によって、次の一手が利上げという点で全会一致だったことが明らかとなっており、市場では本日発表の四半期インフレ報告において、各種見通しがタカ派方向に修正されているのではないか、との思惑が浮上している。
前回の2月インフレ報告では、2016年のGDP見通しの上方修正(+2.6%→+2.9%)、2017年のGDP見通しおよびインフレ見通しの上方修正(GDP:+2.6%→+2.7%、CPI:+2.0%→+2.1%)を好感してポンド高で反応した。今回のインフレ報告に関しても、4月MPC議事録からの経緯で、上方修正期待が高まり、ポンドの追い風となっている。結果次第では189円台乗せも視野に入るだろう。
ただ、これまで既に大きく上昇していることから、インフレ報告発表後の動きが一服した後、利食い売りが強まる可能性も否定できない。ムードの転調には要注意だ。ひとたび下げ始めれば、5月7日から13日までの上昇に対する38.2%戻しの水準である185.50円台まで下押す事も想定しておきたい。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
ポンド/円は5月7日の英総選挙終了後から大幅高となっており、昨日には昨年12月9日以来の188.371円まで一時上昇した。4月に開催された英中銀(BOE)の金融政策委員会(MPC)議事録によって、次の一手が利上げという点で全会一致だったことが明らかとなっており、市場では本日発表の四半期インフレ報告において、各種見通しがタカ派方向に修正されているのではないか、との思惑が浮上している。
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2015-05-13 18:15