日経平均は103円安でスタート、円高を嫌気した売りが優勢

 14日の日経平均株価は前日比103円20銭安の1万9661円52銭で取引を開始。ドル・円が119円台前半まで円高方向に進んでいることを嫌気し、売り優勢の展開となっている。テクニカルの面では、1万9760円近辺に位置する25日移動平均線が頭を押さえる格好。ただ、前日は切り返して4連騰となっているだけに、売り一巡後に再度強さを見せるかが注目される。  個別では、円安による原価率上昇などが響き前期は最終赤字41億円となったオンキヨー <6628> や、15年3月期は123億円の最終赤字となったジャパンディスプレイ(JDI) <6740> が下落。15年9月期は5.8億円の赤字転落に下方修正したイグニス <3689> や、M&A費用などが利益を押し下げる見通しのリクルートホールディングス <6098> も売られている。  半面、16年3月期も増収増益で堅調な業績を予想した五洋建設 <1893> や、大手証券が投資判断を強気に引き上げた村田製作所 <6981> が上昇。16年3月期は純利益10.6倍を予想したそーせいグループ <4565> や、プロモーションの奏功により15年9月期業績予想を上方修正したユーグレナ <2931> も買われている。(編集担当:松浦直角)
14日の日経平均株価は前日比103円20銭安の1万9661円52銭で取引を開始。
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2015-05-14 08:45