日経平均は610円安、下げ幅は13年6月13日以来の大きさ
4日の日経平均株価は前日比610円66銭安の1万4008円47銭と4日続落し、安値引け。終値としては13年10月8日以来の安値を付けた。下げ幅は13年6月13日(843円安)以来の大きさ。東証業種別株価指数では全33業種が下落し、東証1部では、全体の99.1%がマイナス圏で取引を終えた。日経平均採用銘柄で上昇したのは、マルハニチロホールディングス <1334> とソフトバンク <9984> の2銘柄のみ。
前日の米国株安や円高進行を背景に売りが先行。円が対主要通貨で高止まりするなか、先高期待も後退し、リスク回避の動きが加速した。輸出関連株への売りは続き、日経平均は先物への断続的な売りに押されて下値を模索した。
個別では、第三者割当増資を発表した日本ペイント <4612> が一時ストップ安。14年3月期利益予想を下方修正した日立造船 <7004> は年初来安値を更新し、アタカ大機 <1978> などもさえない。取引時間中には、富士重工業 <7270> が14年3月期業績予想を上方修正し、三菱商事 <8058> などは配当予想を引き上げたものの、好材料への反応は薄く、積極的な買いは乏しかった。
半面、14年3月期の期末配当予想を上方修正したニッセイ <6271> は一時ストップ高。14年3月期業績予想を上方修正した岩崎電気 <6924> も堅調。前期決算と自社株買いを発表したガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> も物色された。NOK <7240> もしっかり。フェイス <4295> によるTOBを好感した買いが流入し、日本コロムビア <6791> はストップ高配分された。(編集担当:宮川子平)
4日の日経平均株価は前日比610円66銭安の1万4008円47銭と4日続落し、安値引け。
japan,economic
2014-02-04 14:15