中国で騙されないように暮らそう 損しない買い物のコツ(前編 実情編)

 中国人は「すぐだます」そんなイメージがありませんか?  確かにそんな一面があるのは事実です(彼らとしては身を守るための方策なのですが)。とにかく市場で買い物をする時などは常に目を光らせておかなければすぐ騙されます。  そこで今回は、前編(実情編)、後編(対策編)に分けて、「中国でお得に暮らすコツ」をご紹介したいと思います。 ■現状はどんな感じ?  スーパーではさすがに騙されることはありませんが、市場や道端で買い物をする場合、また食堂などでは注意が必要です。今回はその実情、つまり注意が必要な点をご紹介します。 ■市場  市場での買い物の基本は「量り売り」です。値段は「500グラム○円」ですので、好きな物を好きなだけ選び、量りで量ってもらいます。実際の様子を覗いてみましょう。  量りで量って売ってもらう際に例えば「4.6元」とか「8元」だった場合、切れの良い「5元」や「10元」にして売るためにポイポイと品物を加えてきます。ただ加えるならよいのですが、腐りかけたものや良くない物を入れてきます。  これは一度遭遇したかなり悪質なケースですが、ビワを買おうと選んでおじさんに渡しました。なんとそのおじさん、あらかじめ用意していた袋(中身はほとんど腐れかけた粗悪品)にすり替えようとしていたのです!  たまたま一緒にいた友人が気付いてくれたから良かったものの、私は全く気付いていませんでした。危うく騙されるところでした。最後までまったく気が抜けません……。 ■食堂  特に「メニューがない」、「メニューがあっても価格が表示されていない」店は要注意です。  1度友人と入った店では、会計の段になって3人で100元請求されました。通常1人20元も出せば十分食べられるこのあたりではまさにぼったくりです。地元の友人もかなり怒っていました。  地元の人でも騙される巧妙な手口ですが、そうなると「以後この店は評判が悪くなるはずなのに大丈夫なんだろうか?」と逆に心配になったりします。  そんなこんなで、中国で買い物をする時はとにかく少しも気が抜けません。まずは「騙すのではないか?」と疑ってかかり、最初から最後まで自分の目でしっかり観察することです。  では、どうすれば騙されないで済むでしょうか? 次回は「対策編」をお届けしたいと思います。(執筆者:高山 翔 提供:中国ビジネスヘッドライン)
中国人は「すぐだます」そんなイメージがありませんか?確かにそんな一面があるのは事実です。(彼らとしては身を守るための方策なのですが)とにかく市場で買い物をする時などは常に目を光らせておかなければすぐ騙されます。
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2015-05-14 11:00