第一三共が高値更新、自社株買いなどの株主還元策を好感
第一三共 <4568> が後場上昇。14日午後1時に発表した株主還元策を材料に87.5円高(4.17%高)の2187.5円まで買われ、4月28日の年初来高値を上抜いた。
同社は総額500億円(上限)の自己株式取得を実施する。取得総数は2800万株となり、発行済株式総数の3.98%に相当。取得期間は5月15日-8月31日とした。また、16年3月期の配当は、記念配当を含めて年間70円(前期実績60円)と増配を計画している。
今期業績については、売上収益9200億円(前期比0.1%増)、純利益600億円(同81.4%減)と減益を予想。高コレステロール血症治療剤「ウェルコール」の米国での特許期間満了と、高血圧症治療剤「オルメサルタン」の欧米での成長鈍化が減収要因となる一方、抗凝固剤「エドキサバン」の市場導入、国内での成長製品拡大、貧血治療剤「インジェクタファー」や中国での売上拡大により増収を目指す。(編集担当:松浦直角)
第一三共が後場上昇。
japan,company
2015-05-14 13:30