日経平均終値は194円安と反落、円高嫌気し利益確定売りに押される
14日の日経平均株価は前日比194円48銭安の1万9570円24銭と反落。日経平均株価は前日まで4営業日続伸していたこともあり、円高進行を背景に利益確定売りが優勢となった。朝方から段階的に値を切り下げると、午後2時過ぎには下げ幅を200円超に拡大。主力大型企業の15年3月期決算が大方出揃ったこともあり、改めて指数を押し上げる要因は乏しかった。テクニカルの面では25日移動平均線に頭を押さえられる格好で取引を終えている。
個別では、15年3月期は約123億円の最終赤字となったジャパンディスプレイ(JDI) <6740> や、今期純利益約9%増を計画するも市場予想下ブレとなった千代田化工建設 <6366> が下落。15年9月期は5.8億円の赤字転落予想としたイグニス <3689> や、今期純利益8%増の予想も市場コンセンサス下ブレが嫌気された日清食品ホールディングス <2897> も売られた。
半面、今期は純利益500億円を計画し、市場予想を上回ったコニカミノルタ <4902> や、自社株買いなどの株主還元策が材料視された第一三共 <4568> が上昇。15年9月期業績予想の上方修正と国交省の事業採択を発表したユーグレナ <2931> や、テレビ東京ホールディングス <9413> の傘下企業とスマホゲームを配信開始したトーセ <4728> も買われた。
業種別では、銀行、陸運、倉庫運輸関連が下落。一方、建設、パルプ・紙、水産・農林は上昇した。(編集担当:松浦直角)
14日の日経平均株価は前日比194円48銭安の1万9570円24銭と反落。
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2015-05-14 14:45