NTTドコモ、2015夏の新サービスは「+d」でもっとお得・楽しい・便利を提供

 NTTドコモは2015年5月13日、東京・汐留で「2015夏 新サービス・新商品発表会」を開催し、同社代表取締役社長の加藤薫氏は「パートナーとドコモとの協創でお客さまに新たな価値を提供する『+d』の展開を加速し、コラボレーションによる“付加価値協創企業”として成長をめざす」と今後の事業戦略を説明した。そして、新たな戦略パートナーとしてローソンとの業務提携を発表。NTTドコモとローソンのポイントプログラムを連携させることによって「“もっとお得・もっと楽しい・もっと便利”をお客さまにお届けします」と提携効果を強調した。また、新商品として世界初の「虹彩認証」に対応したスマートフォンの新機種や、“PREMIUM 4G”に対応する新機種、さらに、spモードに対応したドコモケータイなど全12機種を発表した。(写真は「+d」の提携第1弾になるローソン代表取締役社長の玉塚元一氏<右>とNTTドコモ代表取締役社長の加藤薫氏)  NTTドコモの加藤社長は、月々の携帯電話利用料金などに応じて貯まる「ドコモポイント」を進化させ、街での買い物やネットショッピングでも貯めることができ、また、使うことができる新たなポイントサービス「dポイント」を2015年12月1日から提供開始すると発表した。そして、「ドコモは今後、dポイントの利便性向上を通じて約5400万人のお客さまの毎日がお得で、楽しく、便利な生活になるよう努めてまいります」と、「dポイント加盟店」の積極的な拡大を宣言した。「dポイント」を軸にした「dポイントカード」、「dカード(クレジットカード)」、また、会員プログラム「dポイントクラブ」の整備・拡充によって「dポイントを貯める・使えるシーンをどんどん広げて、お客さまにこれまでにない利便性を提供します」(加藤氏)と語った。  「dポイント」の提携の第1弾は、全国に約1万1000店のコンビニエンスストアを展開するローソン。ローソンでの買い物でも「dポイント」が貯まり・使える他、6000万人が利用するローソンの「pontaカード」とも連携してdポイントとpontaを1対1で交換することも可能になる。  ローソンの代表取締役社長の玉塚元一氏は「ローソン店舗をご利用のお客さまと、dポイントクラブ(現ドコモポイントの保有者)のお客さま5400万人に、相互送客をベースとした様々な利便性とサービスを提供し、お客さま満足のさらなる拡大に向けた取り組みをチーム・ドコモとともに進めていきたい」と、提携に大きな期待をかけた。また、サービス開発の中で、ローソンとドコモショップの共同店舗の展開の可能性にも言及した。そして、今回の業務提携を記念して“ドコモダケ”をイメージした商品を開発し6月2日から順次販売を開始。「ドコモダケ たっぷりなめこのおろしそば」、「ドコモダケ きのこごはんおにぎり」、「ドコモダケ マフィンミックスフルーツ」などでドコモとローソンの提携をアピールしていく。  ローソンとの提携によって6月1日から、ローソンでの買い物をドコモのクレジットサービスであるDCMX、DCMXminiで決済すると、請求時に3%を割引きするサービスをスタート。12月1日の「dポイント」サービスに合わせてローソンでの買い物100円に対してdポイントが1ポイント貯まり、貯まったdポイントを1ポイント1円として支払いに充てることができるようになる。また、クレッジットサービス「dカード」利用で1%のポイントが進呈されるため、ローソン店舗で「dカード」を使うと最大5%相当の割引で利用できるようになる。  ドコモは「dポイント」を貯める・使えるシーンを拡大するためパートナー連携を拡大する。「街のお店でもネットでもdポイントを便利にお得に使っていただけるサービスを開発し、どんどん提供してまいります」(加藤社長)と宣言した。また、会員プログラム「dポイントクラブ」は、dポイントの獲得数に応じてレギュラー・ブロンズ・シルバー・ゴールドの4つのステージを設定。ドコモの継続利用10年以上は、dポイント獲得数に係らず自動的に「ブロンズ」ステージ、15年以上の継続利用者は「シルバー」として、ステージ特典ポイントの進呈や各種クーポン券の提供などを行う。また、dポイントは毎月の携帯電話利用料金への充当も可能。  さらに、2015夏モデル全12機種の発表に加え、ABC Cooking Studio、cookpad、食べログと連携して始める「dグルメ」(月額400円)、「家のあんしんパートナー」(同450円)に留守中の部屋みまもり機能や在宅確認サポート、健康相談ダイヤルの付加、「フォトコレクションプラス」(同280円)の提供開始。そして、ひかりTVチューナーでdTVが視聴可能になる連携、Facebookとのサービス連携、TOWER RECORDSとレコチョクと連携してインディーズアーティストを支援する取り組みなど、新しい取り組みが続々と登場することを紹介した。  一方、このように一気にサービス内容が広がっていくドコモのサービスをわかりやすく伝えていくため、新CMキャラクターに堤真一さん、綾野剛さん、高畑充希さんを起用した新CMを5月16日から放映開始することも併せて発表した。新CMキャラクターの3人が「得ダネ」を追い続ける新聞記者役で登場し、ドコモのサービスを紹介していく内容。新シリーズの第1弾は料金「得ダネを追え! ずっとドコモ割」篇、料金「得ダネを追え! ドコモ光パック」篇。  今回のCM撮影が初共演ともなる3人は、ドラマ仕立てのシリアスなシーンの連続の中にあっても、どこかコミカルな要素を感じさせる演出を楽しみながら撮影に臨んでいるという。今回の発表会にも駆けつけた堤真一さんは、「綾野剛さんとは初めての共演なのですが、いきなり密着するシーンの撮影でドキドキしました」と撮影を振り返った。 また、綾野剛さん(生中継の動画で参加)は、堤真一さんとの密着シーンを「堤さんからはいろんな修羅場を経験してきた大人の“男の香り”を感じました」と語ると、堤真一さんから「それは、加齢臭だろう!」と突っ込まれ、「いえ、“臭い”ではなく“香り”です」と強調するなど、和気あいあいとしたムードを感じさせた。今後、高畑充希さんは綾野剛さんが演じる若手記者を凌駕する活躍をする敏腕記者として登場するそうで、「これからの撮影が楽しみです」と、ドコモが提供していくサービス同様にワクワクすると語っていた。(編集担当:風間浩)
NTTドコモは2015年5月13日、「2015夏 新サービス・新商品発表会」を開催し、同社代表取締役社長の加藤薫氏は「パートナーとドコモとの協創でお客さまに新たな価値を提供する『+d』の展開を加速し、コラボレーションによる“付加価値協創企業”として成長をめざす」と今後の事業戦略を説明した。
business,company
2015-05-14 16:30