シャープ、5億円への減資計画を発表、主力2行などから2250億円調達
シャープ <6753> は14日引け後、第三者割当による種類株式の発行を発表した。A種種類株式を主力2行のみずほ銀行および三菱東京UFJ銀行に割り当て、総額2000億円の支援を受けるほか、250億円のB種種類株式をジャパン・インダストリアル・ソリューションズ(JIS)に割り当てる。調達資金は借入金の返済や、機械設備の新規導入などに充当する。また、1218億円の資本金を6月末までに5億円に減らし、累積損失を一掃する方針を明らかにした。
経営立て直しに向けた中期経営計画では、本社ビルや土地の売却、3500人程度の人員削減も盛り込んでいる。
なお、15年3月期の売上高は前期比4.8%減の2兆7862億5600万円、営業赤字は480億6500万円(前期は1085億6000万円の黒字)、最終赤字は2223億4700万円(同115億5900万円の黒字)だった。
16年3月期業績予想は売上高2兆8000億円、営業利益800億円とした。最終損益予想は開示していない。(編集担当:宮川子平)
シャープは14日引け後、第三者割当による種類株式の発行を発表した。
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2015-05-14 17:00