日経平均は122円高でスタート、米株高を好感した買いが優勢
15日の日経平均株価は前日比122円93銭高の1万9693円17銭で取引を開始。大幅高となった米国株式市場の動きを好感した買いが優勢となっている。1万9760円近辺の25日移動平均線を上回る動きとなれば、一段高を期待した買いも入りやすい。週末とあって手仕舞い売りも出やすいなか、買い一巡後に上値を試す展開となるかが注目ポイント。なお、午後0時40分頃から都内で黒田日銀総裁が講演する予定。
個別では、16年3月期は2ケタ最終増益で自社株取得・消却も発表した大日本印刷 <7912> や、16年3月期は3期連続の営業最高益となる見通しの日立製作所 <6501> が上昇。16年3月期は2ケタ増収増益を予想したダイフク <6383> や、16年3月期は年間3円の増配計画で自社株買いを発表した丸井グループ <8252> も買われている。
半面、5億円への減資計画と2250億円の調達を発表したシャープ <6753> や、16年3月期は増収減益を予想した国際石油開発帝石 <1605> が下落。16年3月期は年間配当が半減となるニコン <7731> や、大手証券が投資判断を引き下げた三菱ガス化学 <4182> も売られている。(編集担当:松浦直角)
15日の日経平均株価は前日比122円93銭高の1万9693円17銭で取引を開始。
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2015-05-15 08:45