世界のテレビ市場・・・「液晶」が独占する=中国メディア

 中国メディアの万維家电網は12日、ブラウン管テレビおよびプラズマテレビが2015年にも市場から姿を消し、液晶テレビが世界のテレビ市場を独占することになると論じた。  記事は、市場調査会社のIHS DisplaySearchによる調査を引用し、2014年の世界のテレビ出荷台数は前年比3%増の2億3000万台に達し、中国と東欧以外の市場ではプラス成長となったと紹介。中国では政府による刺激策が13年下半期に終わったことで14年は反動減になったと論じた。  続けて、ブラウン管テレビおよびプラズマテレビは今年で市場から消えてしまう可能性があると伝えたほか、有機ELテレビはコストや技術的な問題から15年の出荷台数は100万台に満たない予測だと指摘。「古い技術は淘汰され、新しい技術も育っていないことから15年から数年間は液晶テレビが世界のテレビ市場を独占することになる」と論じた。  さらに、テレビ市場ではブランド間の激しい競争が続いていると伝え、日本のテレビブランドは特に欧米市場において劣勢であると伝えたほか、韓国ブランドは中国と日本以外の市場で販売を伸ばしていると紹介。  また、中国の大手ブランドは中国市場に経営資源を集中させているため世界進出の歩みは緩慢であるものの、「準大手以下のブランドはコスト優位を活かし、欧米や新興市場に食い込み始めている」と伝えた。(編集担当:村山健二)(写真は万維家电網の12日付報道の画面キャプチャ)
中国メディアの万維家电網は12日、ブラウン管テレビおよびプラズマテレビが2015年にも市場から姿を消し、液晶テレビが世界のテレビ市場を独占することになると論じた。(写真は万維家电網の12日付報道の画面キャプチャ)
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2015-05-15 10:00