電通が年初来高値、配当計画や自社株買いなど好感

 電通 <4324> が急反発し、4月23日の年初来高値を更新した。午前9時20分には650円高(11.99%高)の6070円を付けた。15日引け後に発表した今期の配当計画や自己株式取得などが好感されたようだ。  決算期変更に伴い、今期は4-12月の変則決算だが、配当は第2四半期末と期末に35円ずつを実施し、合計70円(前期は55円)を予定している。自社株買いは、取得株式総数400万株(発行済株式の1.39%)、取得価額総額200億円を上限とした。取得期間は5月18日-7月31日。  今期(9カ月)の営業利益予想は1000億円だが、1-12月までと仮定した場合、買収に伴う無形資産の償却など一時的要因を排除した調整後の営業利益は1488億円と14年1-12月と比べて11.5%の増益になるという。  14日は英コンテンツマーケティング会社の「ジョン・ブラウン・メディア社」の買収も発表した。海外本社を通じて株式85%を取得し、18年以降には完全子会社化する方針。(編集担当:宮川子平)
電通が急反発し、4月23日の年初来高値を更新した。
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2015-05-15 10:30