新幹線も中国高鉄も・・・他国の「パクリ」ではない!=中国報道

 中国メディアの観察者は15日、1964年10月1日に開業したのは東海道新幹線が本当の意味での世界初の高速鉄道だったと伝え、鉄道という斜陽産業を成長産業へと転換させたと報じた。  記事は、開業当日の東海道新幹線は「ひかり」と「こだま」が運行したと伝え、最高速度は200キロ、平均時速はひかりが128.9キロ、こだまは103キロで運行したと紹介。さらに1965年11月1日には最高速度ならびに平均速度も引き上げられ、東京-新大阪間の所要時間も短縮したと報じた。  続けて、第二次世界大戦前のドイツやイタリアではすでに高速鉄道技術の研究が始まっていたと伝え、すでに最高時速は230キロを突破していたと紹介。さらに新幹線の誕生は蒸気機関を発明したワットと、鉄道の父と呼ばれるジョージ・スティーブンソンの正しさを証明するものだったと伝えつつも、「発明は偉大だが、改善のほうが成功が容易であることを示している」と主張。  フランス人のドニ・パパンが発明した蒸気エンジンをワットが改善し、さらにリチャード・トレビシックが蒸気機関車へと応用したと紹介、さらに蒸気機関車を改善させたのがジョージ・スティーブンソンだと伝え、新幹線は一連の改善の先に生まれた鉄道であると論じた。  さらに記事は、新幹線の技術も他国から導入したものであると伝える一方で、「新幹線をパクリと評するのは妥当ではない」と主張し、導入と同時に自らの実践を通じて大量の経験を蓄積したからだと主張。また、中国高速鉄道の発展についても「同じ道理」であるとし、他国から技術を導入し、消化吸収し、新しい道を切り開いたと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの観察者は15日、1964年10月1日に開業したのは東海道新幹線が本当の意味での世界初の高速鉄道だったと伝え、鉄道という斜陽産業を成長産業へと転換させたと報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-05-15 13:45