日経平均終値は162円高と反発、堅調なドル・円を支えに買われる

 15日の日経平均株価は前日比162円68銭高の1万9732円92銭と反発。米株高を引き継ぎ、買い優勢の展開となった。朝方の買い一巡後は新たな材料に乏しく、徐々に上げ幅を縮小。後場は63円まで上げ幅を縮めて始まった。しかし、その後はドル・円が1ドル=119円台半ばまで戻したことが支えとなり、ほぼ一貫して右肩上がりの展開を続けた。  個別では、1000億円規模の自社株買いが報じられた三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> や、今期は2ケタ増収増益予想で増配も発表したダイフク <6383> が上昇。2.29%の自社株買いを決定したエイベックス・グループ・ホールディングス <7860> や、配当計画などが好感された電通 <4324> も買われた。  半面、16年3月期は年間配当16円で前期比半減となる見込みのニコン <7731> や、今期は純利益34%減で大幅減配を予想した日本道路 <1884> が下落。5億円への減資計画を発表したシャープ <6753> や、16年3月期は増収減益を予想した国際石油開発帝石 <1605> も売られた。  業種別では、サービス、陸運、小売りなどが上昇。一方、パルプ・紙、鉱業、石油石炭製品は下落した。(編集担当:松浦直角)
15日の日経平均株価は前日比162円68銭高の1万9732円92銭と反発。
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2015-05-15 14:15