アールテック、北海道大学と連携して糖尿病眼合併症治療薬を開発へ

 アールテック・ウエノ <4573> は18日引け後、開発中の新規VAP-1阻害剤(開発コードはRTU-1096)について、糖尿病網膜症および糖尿病黄斑浮腫の治療薬としての開発を、北海道大学と共同で進めると発表した。国内では第1相臨床試験を実施しているが、今後のPOC試験(前期第2臨床試験)などに向けて、北海道大学において糖尿病眼合併症に関する治療効果を確認する試験を実施する。  現在、糖尿病黄斑浮腫の治療は抗VEGF治療薬の眼内注射が中心だが、再発を繰り返すため多くの注射が必要で、薬価が高いため医療費増大の一因になっている。合併症発症の原因のひとつとされる血中のVAP-1活性を抑制することで治療効果を発揮すると考えられ、アールテックでは将来的に糖尿病黄斑浮腫の治療において、抗VEGF治療薬の眼内注射と併用することも可能になるとした。  アールテックの18日終値は24円高の1265円。(編集担当:宮川子平)
アールテック・ウエノ(4573)は18日引け後、糖尿病網膜症および糖尿病黄斑浮腫の治療薬開発を、北海道大学と共同で進めると発表した。
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2015-05-18 21:15