日経平均は3週間ぶり2万円台回復、TOPIXは年初来高値を更新

 19日の日経平均株価は前日比136円11銭高の2万26円38銭と3日続伸し、終値としては4月28日以来3週間ぶりに2万円台を回復。TOPIXは年初来高値を更新した。  米国株高や円安進行を好感した買いが先行。フシ目を前に朝方は伸び悩んだが、午前10時すぎに先物主導で2万円台を回復した。中国株式市場の堅調推移も支援材料になり、後場から上げ基調を強め、上げ幅は一時200円に迫った。  個別では、株式分割や自己株式のTOBが好感されたエレコム <6750> が急伸。15年5月期の配当予想を上方修正したウェザーニューズ <4825> も物色された。1部銘柄の指定承認を受けた日本アジアグループ <3751> なども堅調。株式分割や記念配当の実施を発表したハウスドゥ <3457> はストップ高を演じた。  4月訪日外客数の開示を20日に控え、資生堂 <4911> 、三越伊勢丹ホールディングス <3099> 、コーセー <4922> などインバウンド関連銘柄の一角にも買いが向かった。  半面、独占禁止法の疑いで公正取引委員会の立ち入り検査を受けたと発表した富士通 <6702> は下げ幅を拡大。扶桑電通 <7505> 、大井電気 <6822> なども売りが優勢となった。(編集担当:宮川子平)
19日の日経平均株価は3週間ぶりに2万円台を回復し、TOPIXは年初来高値を更新した。
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2015-05-19 15:00