東洋電はストップ高、ワイヤレスインホイールモータ搭載車の走行に成功

 東洋電機製造 <6505> は後場に急動意し、午後1時56分に80円ストップ高の517円を付けた。  20日、日本精工 <6471> や東京大学との共同研究で開発した世界初のワイヤレス電力伝送を用いたインホイールモータを搭載した電気自動車(EV)の走行に成功したと発表した。これまでEVのインホイールモータは車体の電源から車輪への配線が当たり前だったが、配線が煩雑なうえ、振動による屈曲や寒冷地における凍結、飛散物の衝突などの影響で断線の恐れもあった。  共同研究においてこの配線をなくし、ワイヤレスで電力と制御信号を伝送するインホイールモータを開発したことで断線の恐れがなくなり、安全性および信頼性が飛躍的に向上したとしている。  ワイヤレスインホイールモータは、走行中に充電できる可能性があり、実現すれば電力を供給しながらどこまでも走り続けることが可能になるほか、大容量のバッテリが不要になる。(編集担当:宮川子平)
東洋電機製造は後場に急動意し、午後1時56分に80円ストップ高の517円を付けた。
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2015-05-20 14:15