【本日注目の通貨ペア】米ドル/円:121円台にしっかり乗るかの正念場

 東京市場のドル/円相場は昨日、米住宅関連指標の好結果を受けてドル高が進み、今月高値を更新。本日も5・10(ゴトー)日の仲値公示に向けたドル需要などによって上値を伸ばした。東京市場中は121.00円前後で頭が抑えられており、ここから、一段高となるかどうかが注目される。  本日は米国で連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が発表される。すでに声明で、1-3月期の国内総生産(GDP)・速報値の弱い結果は「一時的」なものとし、金融政策の調整は「経済指標データ次第」というスタンスは示されているが、実際のメンバー間の議論がハト派サイドとタカ派サイドのどちらに傾いていたかが注目される。  ハト派色が強めの内容ならドル/円に利益確定による売り圧力が掛かると見られるが、あくまで6月利上げの可能性が完全に捨てきれない状態が続けば、多少ドル安に振れる事があっても下値は限られよう。一方、やや可能性は低いが、議論が「早期の金利正常化」に傾いており、6月利上げの可能性が上昇するような状況になれば、3月10日高値122.022円に向けて上値を伸ばすこともあり得る。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
東京市場のドル/円相場は昨日、米住宅関連指標の好結果を受けてドル高が進み、今月高値を更新。本日も5・10(ゴトー)日の仲値公示に向けたドル需要などによって上値を伸ばした。東京市場中は121.00円前後で頭が抑えられており、ここから、一段高となるかどうかが注目される。
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2015-05-20 18:15