日経平均は18円高でスタート、円安進行を支えに5営業日続伸

 21日の日経平均株価は前日比18円90銭高の2万0215円46銭で取引を開始。ドル・円が1ドル=121円台に浮上していることが支えとなり、やや買いが優勢の展開となっている。ただ、前日までの4連騰で計600円超の上昇となっていることから、過熱感を意識した売りも出やすい。また、午前10時45分に発表される5月の中国HSBC製造業PMI(購買担当者景気指数)を見極めたいとの動きも予想される。  個別では、今期は純利益1570億円予想でコンセンサス上ブレとなったMS&ADホールディングス <8725> や、CB発行で300億円を調達し、自社株買いに充当するT&Dホールディングス <8795> が上昇。15年5月期の業績・配当見通しを上方修正した山下医科器械 <3022> や、サッカーゲームの事前登録をヤマダ電機 <9831> のサービス内で始めたアクロディア <3823> も買われている。  半面、16年3月期は最終利益4.9%減の予想とした相模ゴム工業 <5194> や、約8億円の債権が取立不能のおそれがあるとした福井銀行 <8362> が下落。大手証券が投資判断を引き下げたイビデン <4062> 、オムロン <6645> 、ドンキホーテホールディングス <7532> なども売られている。(編集担当:松浦直角)
21日の日経平均株価は前日比18円90銭高の2万0215円46銭で取引を開始。
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2015-05-21 08:45