日本の「潜在能力」!・・・再生可能エネルギーで世界をリード=中国メディア

 中国メディアの人民網は19日、エネルギー資源の乏しい日本は「資源小国」と称されていると伝える一方、再生可能エネルギーの分野で日本は今後大きな発展を遂げ、「世界をリードする国」になるかも知れないと論じた。  記事は、全国日本経済学会および中国社会科学院日本研究所などが共同で日本経済に関する報告書をこのほど発表したことを紹介し、新エネルギー技術や情報テクノロジー、バイオサイエンスなどが相互に融合・結合する背景のもと、「日本は再生可能エネルギー分野で今後、世界をリードする存在になる」可能性があると紹介。  続けて、現在の日本の再生可能エネルギー分野におけるレベルは「中ぐらい」だとしながらも、日本の国土からは石油や天然ガスといった化石資源が産出されないとし、「化石資源の欠乏による圧力が再生可能エネルギーの開発や利用を促す可能性がある」と指摘。  また、レアアースを例に「2010年にレアアース調達で大きな問題に直面した日本はその後、代替技術の開発や回収技術を開発させた」と伝え、日本国内のレアアース需要量までも減少させたと指摘し、レアアースと同様に、圧力や問題が日本にとって再生可能エネルギーの開発や利用推進の動機につながる可能性があるとの見方を示した。  そのほか記事は、太陽光発電や風力発電などの技術において、日本は「世界トップレベルにある」と伝え、電力市場の自由化とともに太陽光や風力、地熱発電といった分野の潜在能力が顕在化していると指摘。特に海上風力発電においては「台風に耐えられる発電設備が開発され、安定した発電が可能となれば、日本は再生可能エネルギー分野で一躍世界をリードする存在になれる」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの人民網は19日、エネルギー資源の乏しい日本は「資源小国」と称されていると伝える一方、再生可能エネルギーの分野で日本は今後大きな発展を遂げ、「世界をリードする国」になるかも知れないと論じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-05-21 13:45