日経平均終値は6円高と小幅続伸、朝方堅調も過熱感から上げ幅縮小
21日の日経平均株価は、前日比6円31銭高の2万0202円87銭と小幅ながら5営業日続伸。朝方は円安進行を支えに買い優勢でスタートし、5月の中国HSBC製造業PMI(購買担当者景気指数)の発表も無難にこなすと、上げ幅を100円超まで拡大した。後場も堅調に始まったものの、午後1時30分過ぎから一転急落。直近の4連騰で600円超上昇していたことから利益確定が進み、午後2時頃にはマイナス圏に沈んだ。以降、前日終値近辺での値動きに終始した。
個別では、塩野義製薬 <4507> からのマイルストーン発生を発表したオンコセラピー・サイエンス(OTS) <4564> や、ロールス・ロイス社のエンジン開発に参画する住友精密工業 <6355> が上昇。3Dプリンター事業に参入することが決まったミマキエンジニアリング <6638> や、中国企業との業務提携が好感されたシステムインテグレータ <3826> も買われた。
半面、16年3月期は最終利益4.9%減の予想とした相模ゴム工業 <5194> や、CB発行で約151億円を調達するとした三協立山 <5932> が下落。独子会社が破産手続き開始の申し立てを検討しているとしたLIXILグループ <5938> や、大手証券が投資判断を引き下げたドンキホーテホールディングス <7532> なども売られた。
業種別では、保険、非鉄金属、パルプ・紙が上昇。一方、金属製品、その他金融、空運は下落した。(編集担当:松浦直角)
21日の日経平均株価は、前日比6円31銭高の2万0202円87銭と小幅ながら5営業日続伸。
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2015-05-21 14:30