JSSは上場来安値から下げ過ぎ訂正の打診買いが再燃し急反発
ジェイエスエス(JSS) <6074> (JQS)は、30円高の620円と3日ぶりに急反発し、前日ザラ場につけた上場来安値580円から底上げしている。昨年6月27日に公開価格950円で新規公開(IPO)された新興市場株として数少ない7円配当を予定していることからも、公開価格を下回っているのは下げ過ぎとして底値での打診買いが再燃している。今年4月から新事業の学童保育事業を開始することも、来期業績への貢献を期待、フォローの材料視されている。
■全国に84校を展開し著名金メダル水泳選手も輩出
同社は、スイミングスクールを全国展開、直営・業務委託合計で84校に達しており、昨年2013年8月の世界選手権の400メートル個人メドレーでは、同社毛呂山スイミングスクールに所属する瀬戸大也選手が金メダルを獲得するなど、有名五輪選手を輩出している。住宅地を中心にした店舗展開や独自開発の専門指導プログラムなでど既存スクールや新規スクールの会員数が増加して業績も好調に推移、今3月期業績は、売り上げ72億8600万円(前期比3%増)、経常利益3億900万円(同17%増)、純利益1億5400万円(同46%減)と予想されている。純利益が減益となるのは、予定税率が前期と異なるためで、今期配当は、前期と同様の7円を安定継続する。
一方、新規事業の学童保育事業「JSSキッズクラブ」は、スイミングスクールで蓄積したノウハウを活用、第1号店として大阪市松原市の「JSSスイミングスクール松原」の施設内に開設して、4月1日から営業を開始、来期業績に寄与してくる。
■25日線との下方かい離を修正しPER7倍台の下げ過ぎ訂正へ
株価は、昨年6月のIPO時に公開価格を26%上回る1200円で初値をつけ1235円まで買い進まれたが、IPO人気の反動で591円まで調整、いったん719円まで反発したが、全般相場の大幅下げが波及し上場来安値まで再び突っ込んだ。底上げに転じたが、25日移動平均線となお6%の下方かい離し、PERも7倍台と下げ過ぎを示唆しており、一段の戻りを試そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ジェイエスエス(JSS)<6074>(JQS)は、30円高の620円と3日ぶりに急反発し、前日ザラ場につけた上場来安値580円から底上げしている。
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2014-02-05 10:30