【今夜の注目材料】流れはドル高方向、米失業保険申請件数に最注目
東京市場のドル/円は121円台をキープ。約2カ月半ぶりの高値圏という事でそれなりに戻り売りが出たようですが、底堅く推移しました。海外市場の動向のカギを握るイベントのラインナップを確認しておきましょう。
5/21(木)
16:30※ 独5月製造業PMI・速報値
16:30 独5月サービス部門PMI・速報値
17:00※ ユーロ圏5月製造業PMI・速報値
17:00 ユーロ圏5月サービス部門PMI・速報値
17:00 ユーロ圏3月経常収支
17:30 英4月小売売上高指数
17:30 ベイリー英中銀副総裁講演
20:30 ECB理事会議事要旨(4月15日分)
21:30※ 米週次新規失業保険申請件数
22:15 ウィール英MPC委員講演
23:00 ユーロ圏5月消費者信頼感指数
23:00※ 米5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
23:00※ 米4月中古住宅販売件数
23:00 米4月景気先行指標総合指数
未定 ※ 南アフリカ準備銀行(SARB)政策金利発表
26:30※ ドラギECB総裁とフィッシャー米FRB副議長が講演
※は特に注目の材料
ドル/円は年初来高値(122.022円)を視界に捉えていますが、明日に日銀金融政策決定会合(追加緩和見送りが濃厚)とイエレンFRB議長の講演を控えているとあって、簡単に突破するのは難しいかもしれません。ただ、「流れ」は明らかにドル高方向に傾いており、材料がこの「流れ」に付いてくればあっさり更新しても不思議ではありません。
そうした中で、最も注目しているのは米週次新規失業保険申請件数です。これまで3週連続で26万件台となっており、より正確に雇用情勢の基調を表すとされる4週平均は既に2000年4月以来15年ぶりの水準に改善しています。今回も予想より強ければ5月雇用統計への期待が大きく膨らむ事になりそうです。
その他、ユーロについては、先日のクーレECB理事の量的緩和拡大発言が物議を醸しているだけに、ドラギECB総裁の発言が気になるところです。クーレ理事と同趣旨の発言をすればユーロ売りが加速しそうな情勢です。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
東京市場のドル/円は121円台をキープ。約2カ月半ぶりの高値圏という事でそれなりに戻り売りが出たようですが、底堅く推移しました。海外市場の動向のカギを握るイベントのラインナップを確認しておきましょう。
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2015-05-21 18:15