【本日注目の通貨ペア】ユーロ/米ドル:ドラギECB総裁の発言に注目
ユーロ/ドルは、今月15日に1.14669ドルまで上昇して約3ヶ月ぶりの高値を付けたがその後は反落しており、昨日は月初来安値となる1.10617ドルまで弱含む場面があった。かつて激しい攻防を繰り広げた節目の1.10ドルを下抜ければ、反発局面終了のサインとなり得るだけに、ここからの値動きが注目される。
本日は、ユーロ圏各国の5月PMI・速報や米週次新規失業保険申請件数など、ユーロ圏・米国ともに経済指標の発表が多く予定されているが、最も注目すべきはドラギECB総裁の発言だろう。
一昨日にクーレECB理事が「ECBは夏の閑散市場になる前に量的緩和のペースを加速させる可能性がある」と発言した事が注目を集めたが、ドラギ総裁が同様の見解を示せば、ユーロの下落に拍車がかかる可能性があろう。
なお、フィッシャーFRB副議長もECB主催の会合で講演を行う予定となっている。フィッシャー副総裁は「強いドルは強い米経済を象徴」との立場を取っており、ドル相場を押し下げる(ユーロを押し上げる)発言は出にくいと考えられる。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
ユーロ/ドルは、今月15日に1.14669ドルまで上昇して約3ヶ月ぶりの高値を付けたがその後は反落しており、昨日は月初来安値となる1.10617ドルまで弱含む場面があった。かつて激しい攻防を繰り広げた節目の1.10ドルを下抜ければ、反発局面終了のサインとなり得るだけに、ここからの値動きが注目される。
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2015-05-21 18:15