日経平均は5円高でスタート、決定会合前に様子見ムード広がる

 22日の日経平均株価は前日比5円98銭高の2万0208円85銭でスタートした。イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演など、重要イベントを控えて米国株式相場、ドル・円ともに横ばいでの推移となるなか、国内市場でも様子見ムードが優勢。改めて買い進む材料に乏しい一方、足元では5連騰とあって利益確定売りが出やすい。きょう発表される日銀金融政策決定会合の内容を前に動きにくさが意識される。  個別では、ノバルティスに導出する2つの化合物について第3相臨床試験の結果を発表したそーせいグループ <4565> や、子会社解散に伴って15年11月期の純利益を引き上げたジャステック <9717> が買い優勢。6月30日付で1対2の株式分割を実施するエラン <6099> や、韓国企業との訴訟終了で特別利益が発生するアールビバン <7523> も買われている。  半面、発行済み株式数の26%に相当する計5081万株の売り出しを発表したすかいらーく <3197> や、米投資会社による株式売却が伝わった西武ホールディングス <9024> が売り先行。証券会社が投資判断引き下げたクレディセゾン <8253> やJR東海 <9022> も下落している。(編集担当:松浦直角)
22日の日経平均株価は、前日比5円98銭高の2万0208円85銭で取引を開始した。
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2015-05-22 08:45