日経平均終値は61円高で6連騰、日銀の景気判断引き上げを好感
22日の日経平均株価は、前日比61円54銭高の2万0264円41銭で6営業日続伸となった。6連騰は昨年(14年)の11月28日-12月8日(7日続伸)以来。
朝方は、米国株式相場が横ばいとなった流れを引き継ぎ、前日終値近辺でスタート。重要なイベントを控えて様子見ムードが広がり、一進一退の展開が続いた。正午前に日銀が金融政策の現状維持を発表すると後場は安く始まったが、景気判断が上方修正されたことからすぐに買い優勢に転じた。以降、売りを吸収しながら堅調に推移した。
個別では、15年6月中間期は増収増益を見込んだ三陽商会 <8011> や、三菱UFJモルガンが目標株価2800円に引き上げた双葉電子工業 <6986> が上昇。新作スマホゲームのサービス開始を発表したアエリア <3758> や、和解成立で4億円強の特別利益を計上するアールビバン <7523> も買われた。
半面、米サーベラスの保有株売却が悪材料視された西武ホールディングス <9024> や、最大26%の株式売り出しが嫌気されたすかいらーく <3197> が下落。公募増資などの発表で希薄化懸念が広がったメディカルシステムネットワーク <4350> や、ドイツ証券が投資判断を引き下げたキヤノン <7751> も売られた。
業種別では、鉱業、ゴム製品、金属製品が上昇。一方、保険、精密機器、空運は下落した。(編集担当:松浦直角)
22日の日経平均株価は、前日比61円54銭高の2万0264円41銭で6営業日続伸となった。
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2015-05-22 14:45