日本の「アジアインフラ整備」・・・わが国の勃興で危機感!=中国メディア

中国メディアの環球網は22日、日本がアジアのインフラ整備への支援を強化する背景には「中国の勃興に対する危機感がある」と報じた。
安部首相がこのほど、アジアのインフラ整備に向けて今後5年間で総額約1100億ドル(約13兆3199億円)規模の支援を提供すると述べたことについて、記事は日本メディアの報道を引用したうえで「支援強化の背景には中国の勃興に対する危機感がある」と伝えた。
さらに、韓国メディアの「NEWSis」が「アジアで影響力を拡大し続ける中国に対し、日本は遅れを取らないよう全力で対抗しようとしている」と報じたことを伝えた。また、シンガポールメディアが「日本の支援拡大はアジアの影響力をめぐる争いにおける新たな進展を意味するもの」と報じたことを伝えた。
続けて、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)に対し、57カ国が参加することが決まっていると紹介し、日本からはガバナンスと透明性について疑問を呈す声があがっていることを紹介。また、「AIIBが世界から歓迎されると、日本国内では懸念の声が高まった」とし、AIIBへの参加を見送った安倍政権に対する批判もあったと報じた。
また記事は、日本メディアの報道として「日本がアジアのインフラ整備への支援を拡大する背景には中国の勃興に対する危機感がある」と報じ、経済規模が拡大し続ける中国に対抗するため、日本は技術力の高さを強みとする方針だと紹介。一方で、日本はインフラ輸出において「価格競争力が低く、実際の入札の成果としては中韓に大きく遅れを取っているのが現状」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの環球網は22日、日本がアジアのインフラ整備への支援を強化する背景には「中国の勃興に対する危機感がある」と報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-05-22 16:45