レアメタル産業に「ビジネスチャンス」!・・・製造業のインテリジェント化で重要な鍵を握る=中国メディア

中国の泛亜有色金属交易所は21日、中国政府が製造業の高度化を目指す「中国製造2025」を正式に発表したことについて、中国のレアメタル産業にとっても大きなビジネスチャンスであると論じた。
記事は、「中国製造2025」において製造業のインテリジェント化(Intelligent Manufacturing)が目指すべき方向性として掲げられたことを伝え、インテリジェント化において「レアメタルが重要な鍵を握ることになる」と指摘した。
さらに、インテリジェント化について「機械に情報処理機能を付加し、生産工程においてコンピューターが分析や推理、判断、決定などを行うもの」であり、生産工程をインテリジェント化することで生産の精度を高め、基幹部品を生産する技術を獲得し、ハイテク製品を生産する能力を高めるものだと論じた。
続けて、インテリジェント化においては半導体などの部品の存在が重要な意味を持つことになると伝え、インテリジェント化に向けた部品や設備の生産にはレアメタルが必要不可欠だと指摘した。
さらに記事は、レアメタルのインジウムについて「導電性がありつつも透明であるという特徴がある」と紹介し、ディスプレイパネルの透明導電膜の理想的な材料だと紹介し、太陽光パネルなどにも広く使用されると紹介。ほかにも複数のレアメタルの用途や将来性を紹介したうえで、レアメタルは科学技術の発展に伴って需要が増加しているとし、中国製造2025においても大きな潜在需要があると論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国の泛亜有色金属交易所は21日、中国政府が製造業の高度化を目指す「中国製造2025」を正式に発表したことについて、中国のレアメタル産業にとっても大きなビジネスチャンスであると論じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-05-25 08:45