金下落　リスク逃避資産としての需要減

　金は下落。米国４月コア消費者物価指数の伸びを受けてドル買いが優勢となったことを受けて、リスク逃避資産としての金の需要が減少した。米国ＦＲＢ議長は年内の利上げを示唆しており、ドル相場の一段の上昇に注目が集まりそう。 　原油は下落。米国利上げ期待からドルが上昇、原油の投資妙味が薄れた。市場筋は“ドル相場の上昇は原油価格に下押し圧力を与えるだろう。また、供給は多いが、需要が著しく上向く兆候は見られない”とし、需給関係の改善には時間がかかることも示唆している。（情報提供：東岳証券株式会社）