ライドオン・エクスプレスは複合化戦略を武器に成長路線を歩む
ライドオン・エクスプレス <6082> (東マ)は全般波乱の中、高値圏で強い動きを続け、市場は選別買いの対象として存在感を強めていることがうかがえる。
同社は寿司や釜飯などの宅配事業を展開している。宅配寿司「銀のさら」、宅配御膳「釜寅」、宅配弁当「銀のお弁当」、宅配とんかつ「あげ膳」、宅配カレー「カレーキャリー」を提供しているほか、提携レストランの宅配代行サービス「ファインダイン」も手掛けている。
今2014年3月期の9月中間決算は売上げ76億6500万円(前年同期比較なし)、営業利益4億円(同)を確保し、通期でも売上げ165億8300万円(前期比2.8増)、営業利益9億1200万円(同68.4%増)の好調な決算が見込まれている。今期の好業績についてはかなり織り込みが進んでいると見られ、同社を評価するポイントは来期以降も増益持続が有望な点だ。
寿司は国民食とも言われるが、その中で宅配寿司のシェアは、まだ3%弱に過ぎない。加速化する高齢社会、インターネットの普及等の社会背景を踏まえると、3%の数字は同社の今後の高いポテンシャルを示している。
宅配事業は顧客の来店を想定していないため、宅配拠点の立地優位性を追求する必要がなく、物件確保が容易で、物件取得費等が抑えられるといった利点がある。さらに、同社は「銀のさら」と「釜寅」を同一店舗で出店する複合化戦略を進めている。それにより1拠点における売り上げの拡大、出店設備投資の抑制などにつながり同社の成長を促している。
国民の食生活が「外食中心」から「外食と中食」を中心としたライフスタイルへとシフトしており、好環境を背景とする成長力評価はこれから本格化する方向にある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ライドオン・エクスプレス<6082>(東マ)は全般波乱の中、高値圏で強い動きを続け、市場は選別買いの対象として存在感を強めていることがうかがえる。
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2014-02-05 12:15