中国の高速鉄道「創造」・・・他国の技術を消化、「知的財産権を主張」=中国メディア

 香港メディアの大公網は24日、中国鉄路総公司の盧春房副総経理が23日、中国高速鉄道は他国から技術を導入し、自ら製造し、さらに革新を加えたことで自国の知的財産権を獲得したと主張したことを伝えた。  記事は、盧春房副総経理が23日に広州市で開幕した年会で「中国高速鉄道の輸出にあたり、他国と知的財産権をめぐってトラブルになることはない」と主張したことを伝え、中国は「先進技術を導入し、中国ブランドを構築する」という国務院の方針に則り、イノベーションを成し遂げたと主張したことを紹介。  さらに、盧春房副総経理の話として、中国が他国から高速鉄道の技術を導入し、消化吸収ののちに自ら創造した結果として高速鉄道の基幹技術も複数獲得し、「時速350キロと250キロで走行できる高速鉄道を作り上げた」と論じた。  続けて、技術的なイノベーションだけでなく、中国は建設に関する管理モデルでもイノベーションを成し遂げ、建設の効率を向上させると同時に工期の短縮と質を両立させたと伝え、「北京と天津を結ぶ高速鉄道はわずか3年半で完成した」と紹介。そのうえ、世界銀行の報告を引用し、中国高速鉄道の建設コストは他国の3分の2の水準だと胸を張った。  また記事は、中国高速鉄道が「通信規格の1つであるLTEを活用した制御システムの構築」のほか、乗客に対するWi-Fiサービスの提供、中国全土の地震観測所と連携した地震警報システムのほか、ビッグデータをもとにした安全警報システムなどを次世代の技術として研究に取り組む方針だと紹介した。(編集担当:村山健二)(写真は大公網の24日付報道の画面キャプチャ)
香港メディアの大公網は24日、中国鉄路総公司の盧春房副総経理が23日、中国高速鉄道は他国から技術を導入し、自ら製造し、さらに革新を加えたことで自国の知的財産権を獲得したと主張したことを伝えた。(写真は大公網の24日付報道の画面キャプチャ)
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2015-05-25 12:30