菓子メーカー主要485社の経営実態調査=帝国データバンク

 売上高総額は2期連続で増加  ~9割近くが黒字を確保、さらに4社に3社が「2期連続黒字」~  はじめに  2月14日のバレンタインデーを目前に百貨店やスーパーではバレンタイン商戦が本格化、色とりどりの菓子が並び、売り場は活気を帯びる。バレンタインデーはカップルにとどまらず、周りの人へ日ごろの感謝を表す機会として定着し、チョコレートに限らず菓子や品物を贈る人が増加。菓子メーカー各社にとっては、バレンタイン向け商品の投入や期間限定での出店など商品PRの絶好の機会を得て、繁忙期を迎える。  そこで帝国データバンクでは、2014年1月時点の企業概要データベース「COSMOS2」(144万社収録)の中から、2012年度(2012年4月~2013年3月期)の売上高が判明した菓子メーカー485社(売上高10億円以上、一部推定値含む)を抽出。売上高総額の推移、売上高規模別、損益状況、地域・業歴別に分析した。同調査は2013年2月に続き3回目。  調査結果  1.主要485社のうち、2010~2012年度の3期連続で比較可能な売上高が判明した462社をみると、2012年度の売上高総額は2兆6194億9100万円で前年度比1.5%増、2011年度が同0.7%増であったことから、2期連続で増加した。「増収」企業(260社)は構成比56.3%を占め、このうち「2期連続増収」(139社)は同30.1%となった。  2.2012年度の売上高規模別では、「500億円以上1000億円未満」が2社(構成比0.4%)、「1000億円以上」が6社(同1.2%)となった。  3.2011年度と2012年度の損益が判明した396社のうち、2012年度の「黒字」企業は344社(構成比86.9%)、「2期連続黒字」は297社(同75.0%)となった。  4.地域別では「関東」が社数、売上高合計ともにトップ。売上高合計が前年度比で増加したのは、「北陸」「中部」「四国」を除く6つの地域で、なかでも「北海道」「東北」「関東」が堅調に推移した。  5.業歴別では「50年以上100年未満」が221社(構成比45.6%)と半数を占めた。また、「100年以上」が83社(同17.1%)あり、業歴50年以上の企業が全体の6割を占めた。(情報提供:帝国データバンク)
2月14日のバレンタインデーを目前に百貨店やスーパーではバレンタイン商戦が本格化、色とりどりの菓子が並び、売り場は活気を帯びる。バレンタインデーはカップルにとどまらず、周りの人へ日ごろの感謝を表す機会として定着し、チョコレートに限らず菓子や品物を贈る人が増加。菓子メーカー各社にとっては、バレンタイン向け商品の投入や期間限定での出店など商品PRの絶好の機会を得て、繁忙期を迎える。
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2014-02-05 12:15