日経平均は149円高、7連騰に連日の年初来高値

 25日の日経平均株価は前週末比149円36銭高の2万413円77銭と7日続伸し、終値としては連日で年初来高値を更新した。日経平均の7日続伸は昨年(15年)の11月28日-12月8日以来。  ドル・円が1ドル=121円台半ばまで上昇したことが好感されて買いが先行し、先物への買いを支えにジリ高で推移。上海総合指数の上昇も支援材料になって後場も買いが継続し、日経平均は上げ幅を150円近くに拡大した。午後2時28分ごろに埼玉県北部を震源とする地震が観測されたが市場の反応は限定的で、いったん伸び悩んだものの、すぐに持ち直した。  個別では、カタールで大規模発電所建設プロジェクトを受注した東京電力 <9501> が堅調。大手証券による投資判断の引き上げが観測された三菱重工業 <7011> も高い。中期経営計画を発表したテクマトリックス <3762> が上昇し、ネプロジャパン <9421> も物色された。自社株買いを発表した日本ケミファ <4539> もしっかり。子会社が日米でiPS細胞製造技術の特許を取得したアイロムホールディングス <2372> はストップ高を付けた。  半面、公募増資などで希薄化懸念が台頭したプリマハム <2281> やトスネット <4754> は売りが先行した。前週末に急伸した三陽商会 <8011> なども軟調。(編集担当:宮川子平)
25日の日経平均株価は前週末比149円36銭高の2万413円77銭と7日続伸し、終値としては連日で年初来高値を更新した。
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2015-05-25 15:00