いちよしが日立造の目標株価を引き下げ
いちよし経済研究所が4日付で、日立造船 <7004> の目標株価を引き下げた。
日立造は3日に今3月期の業績予想を修正。営業利益を130億円から80億円に大幅減額している。
この要因について、同リポートでは環境・プラント部門において、ごみ焼却設備の採算が「人件費・資材費などの高騰で悪化した」と分析。また、会社側は今期の受注高についても計画を下方修正しており、いちよしでは「受注を想定していた案件で失注が発生したもよう」と見通している。
こうしたことから、同リポートでは日立造の今期の営業利益予想を150億円から80億円に引き下げ、会社計画と同水準とした。
一方、日立造は「GTL(ガス・トゥ・リキッド)設備」や「シールド掘削機」など需要拡大が予想される製品を多数有しており、業績は今3月期に大きく悪化するが、「来期以降は業績が拡大局面入りする」とコメント。
同研究所によるレーティングは3段階中最上位の「A」を据え置いたが、目標株価は1250円から1000円に引き下げている。
日立造の5日の株価は、25円高で寄り付いたものの、すぐに売りが台頭しマイナス転換。午後0時42分には54円安(10.9%安)の536円まで下落している。(編集担当:片岡利文)
いちよし経済研究所が4日付で、日立造船の目標株価を引き下げた。
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2014-02-05 13:15