フィデリティ投信:「THINK 老後。」をアピール、若手社会人に「お金のことを考えよう」訴え

 フィデリティ投信(本社・東京都港区)が20代から30代前半の若手社会人の男女に向け、「THINK 老後。」と名づけて、「投資との上手な付きあい方」を考えてもらうための活動に力を入れている。公式サイトでも特集ページの掲載を続けており、26日には「第7弾」の発表を予定している。  「THINK 老後。」のコンセプトは、「お金をふやすために、投資とうまくつきあいましょう」だ。今まで投資や資産形成をあまり考えてこなかった人にも、分かりやすく、親しみやすく解説しているのが特徴だ。これまでに発表されたサイト上の特集ページでも「退職後の人生に、いくら必要?」、「老後の資産形成に預金と投資、どっちが有効」、「投資家デビューも、早いもの勝ち?」と、初心者ならだれもが感じる疑問がまず並ぶ。さらに「確定拠出年金(DC)」についての説明も続く。  投資については、「仮にアベノミクス相場の始まった2013年初頭に日本株に投資していたら、1年後には元本が約1.5倍になっていた」はずだった一方で、「リーマンショックの2008年だったら、元本が40%以上もマイナスになっていた」という現実がある。  このあたりが、「投資の未経験者」が二の足を踏んでしまう理由になりがちだ。しかし、現在の低金利では利息がごくわずかだ。10万円を1年間普通預金に預けても、税金を考慮しなくても利息は20円程度という状態が続けている。  「必要な時に困らないだけのお金を持っていたい」というのは、だれにとっても本音だろう。趣味や旅行だけでなく、特に若い世代はこれからの人生で、「資格を取る」、「キャリアアップを図る」などの仕事の面、あるいは結婚や子育や教育て、さらに自分自身あるいは家族の病気やけがなどで、「まとまったお金」が必要な状況に遭遇すると考えねばならない。しかも、お金が必要な状況は場合によって「予想していなかった」形で出現する。そのための「事前対応策」として考えられるのが「投資」だ。  フィデリティ投信は、投資効果を安定させるポイントは「<分散>して<長期>に<積み立てる>こと」と指摘。この手法で運用した場合の事例、有効性を示し、投資に対する関心を高めてほしいとの考えだ。また、投資信託については、「少額から始められる」、「いろいろな対象に分散投資できる」、「運用は専門家にまかせることができる」などの特長をアピールしている。  さらに投資信託にもさまざまな種類があり、「仕組みができるだけシンプル」、「投資の対象も自分自身がわかりやすい」ものを選ぶことを提案。投資の世界では一般に「10年以上」のものを「長期」と称するが、安定した投資成果を得るたけには、少なくとも3-5年は積立て投資を続けてほしいという。  フィデリティ投信は今後も、若手社会人に向け、「THINK 老後。」をアピールしていく考えだ。(編集担当:中山基夫)
フィデリティ投信(本社・東京都港区)が20代から30代前半の若手社会人の男女に向け、「THINK 老後。」と名づけて、「投資との上手な付きあい方」を考えてもらうための活動に力を入れている。公式サイトでも特集ページの掲載を続けており、26日には「第7弾」の発表を予定している。
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2015-05-26 09:00