日経平均終値は171円高、後場はマイナスに転じる場面も

 5日の日経平均株価終値は、171円91銭高の1万4180円38銭と5日ぶりに反発。  前日のNYダウが3日ぶりに反発、為替の円高一服もあり、日経平均は寄り付きで204円高の1万4213円と大幅反発。その後も1万4200円付近でもみ合った。  しかし、午前11時頃から急速に売りが台頭し、上げ幅を縮小。後場も売りの勢いが継続し、日経平均は前日終値の1万4008円を下回り、昨年(13年)10月以来となる1万4000円割れの水準まで下落。ここで切り返しに転じ、一時は下げに転じた銘柄も再び買い戻されて取引を終えた。  個別では、今3月期3Q決算が3期ぶりの最終黒字に転じたパナソニック <6752> が急騰。今期の業績予想を上方修正したトヨタ自動車 <7203> や、パソコン事業の売却方針が報じられたソニー <6758> が急伸した。  ほかにも、最終減益予想から一転し最高益の見通しとなったライト工業 <1926> がストップ高。通期の純利益予想を大幅増額したOKI <6703> 、3Qの純利益が前年同期比7.3倍に拡大したイビデン <4062> 、通期の業績・配当予想を上方修正したミネベア <6479> 、今3月期の業績予想を再上方修正した大日本スクリーン製造 <7735> など、好業績銘柄・業績予想修正銘柄が大幅高となった。  半面、公募増資を発表した神戸製鋼所 <5406> が急落。3Q業績の低進ちょくが懸念されたパラマウントベッドホールディングス <7817> や、後場に今期の純利益を下方修正した三菱ガス化学 <4182> 、3Q好決算ながらも利益確定売りに押されたKYB <7242> などが軟調となった。  業種別では全33業種が上昇、自動車や鉱業、電気機器、保険、ノンバンク株などが強い動きを見せた。(編集担当:片岡利文)
5日の日経平均株価終値は、171円91銭高の1万4180円38銭と5日ぶりに反発。
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2014-02-05 15:00