新幹線と中国高鉄の「受注競争」に・・・「最後に笑うのは実力がある方だ」=中国メディア

中国メディアの春運網は26日、日本メディアがこのほど「タイと日本が高速鉄道の建設で協力する覚書を締結する見通し」と報じたことを紹介し、「日本と中国のうち、最終的に笑うことになるのは実力のある国だ」と主張した。
記事は、日本が新幹線の売り込みに躍起になっていると指摘したうえで、「中国が高速鉄道を売り込んでいる国に対抗して追随してくる」と主張し、中国がアジアに高速鉄道を広めようとしている計画を横取りしようとしていると批判した。
続けて、日本は周知のとおり、「世界でもっとも早くに高速鉄道を導入した国」と紹介し、新幹線が開通したのは1964年だったと紹介。一方の中国が高速鉄道を導入したのは日本に比べれば「ごく最近」のことだとしつつも、「導入時期は高速鉄道という世界のインフラ市場を奪い合ううえでの阻害要因にはならない」と論じた。
さらに、新幹線には歴史があり、技術的にも成熟していることは否定しないとしつつも、「コストの高さや複雑な運用システムは新幹線の欠陥であり、世界との競争において足を引っ張る要因となっている」と主張した。一方の中国高速鉄道については技術の蓄積も進み、品質、サービスともに質が向上しているとし、「発展の速度はまさに日進月歩であり、新幹線に劣ることは絶対にない」と胸を張った。
また記事は、中国高速鉄道の輸出においては多くの困難に直面していることは事実だとしながらも、中国は高速鉄道の輸出を諦めず、退くことはないと主張。中国高速鉄道のブランドを国外に広めるため、中国では首相から鉄道関連メーカーのスタッフまで皆が精力と思慮のすべてを尽くそうとしていると伝え、新幹線と高速鉄道の競争においては「実力ある国が最後に笑うことになる」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) indianaholmes /123RF.COM)
中国メディアの春運網は26日、日本メディアがこのほど「タイと日本が高速鉄道の建設で協力する覚書を締結する見通し」と報じたことを紹介し、「日本と中国のうち、最終的に笑うことになるのは実力のある国だ」と主張した。(イメージ写真提供:(C) indianaholmes /123RF.COM)
china,economic,japan
2015-05-26 13:30