日経平均は56円安で寄り付く、米株安を嫌気し利益確定売り先行

 27日の日経平均株価は前日比56円84銭安の2万380円64銭で寄り付いた。連休明けの米国株が下落したため、利益確定売りが先行した。ドル・円は1ドル=123円台を回復したが、日経平均は連日高の反動もあって弱含みで推移している。  業種別では、銀行株の上値が重いほか、ノンバンク株の下げがきつく、証券株や保険株もさえない。個別では、15年4月中間期で営業益3割減だったスリープログループ <2375> が下落した。15年7月期第3四半期で純利益38.4%減の内田洋行 <8057> も軟調。前日急伸した宝印刷 <7921> も売りが先行した。  半面、円安進行を受け、富士重工業 <7270> など輸出関連株の一角は堅調。自己株式取得などを発表したアステラス製薬 <4503> も上昇し、大規模な自社株消却を発表したユーシン <6985> は買い気配スタート。(編集担当:宮川子平)
27日の日経平均株価は前日比56円84銭安の2万380円64銭で寄り付いた。
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2015-05-27 09:15