我が村にも「自動販売機」がやってきた! 子ども達も興味津々

 日本ではどこに行っても当たり前のようにある自動販売機。よくお世話になるビジネスマンの方も多いと思います。今日は中国の(田舎の)自動販売機事情をお伝えしたいと思います。 ■自動販売機が…ない!  私も日本にいるころはよく自動販売機にお世話になっていたものです。それはごく当たり前の光景でした。  でもよくよく振り返ってみると、中国の私の住んでいる地域(福建省福州市郊外)には自動販売機がない!(北京あたりはどうだか知りませんが……)  以前に1度、福州の空港で見かけたことがありますが、そういえば上海の浦東国際空港では見かけなかったような……。もちろんこの村には1台もありません。 ■なくて困らないの?  ではどうやって飲み物を手に入れるのでしょうか?  中国には「食雑店」というちょっとしたコンビニのような店があちこちにあって、そこで購入します。中国は基本、全てが店頭購入なのです。  そういえば来たばかりで言葉が不自由だった頃、ちょっと飲み物を買うにも会話をしなければならず、「自販機があればなあ」と思ったものです。  でも慣れてしまえば飲み物以外にも何でも手に入るし「何か欲しいな」と思う時にはすぐに見つかるので、特に困ることはありません。もしかしたら日本の自動販売機感覚で店がある感じです。 ■我が村に自販機がやってきた!  そんなある日ふと見ると、「ん??」――。何と、自動販売機があるではありませんか!  しかも設置場所は学校の入り口、登下校時は多くの小学生(と多くの野次馬)であふれます。  やっぱり珍しいんでしょうね。初めて見る自販機に興味津々です。買って行く子もいますが、見ていると、たださわりまくるだけの子の多いこと。  ただ1つ心配なのは「お金をきちんと認識するの?」と言うことです。  男の人はみんなお金をポケットにくしゃくしゃにつっこんでいて、そこから支払いをしています。札入れにしわを伸ばしてきちんと入れている人はほとんどいません。結果くしゃくしゃのお札ばかりです。ちなみにコインはあまり流通していません。本当にこんなお札を認識するのか、今度色々試してみたいと思います。  この記事を書き始めて改めて見てみると、既にあちこちに自動販売機が進出していました。現時点で4カ所確認しています。便利な文明の利器を享受して既に飽和状態の感のある日本に比べて、文明の押し寄せる波の速さを色々なところで感じる中国生活です。  ……そう言えばまだ信号機は1カ所もありませんね。(笑)近いうちにやってくることになるんでしょうね。(執筆者:高山 翔 提供:中国ビジネスヘッドライン)
日本ではどこに行っても当たり前のようにある自動販売機。よくお世話になるビジネスマンの方も多いと思います。今日は中国の(田舎の)自動販売機事情をお伝えしたいと思います。
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2015-05-27 12:15